2015年2月28日土曜日

トマトが永眠しました

昨日の夕方、我が家の愛猫トマトが永眠いたしました。
享年約19歳でした。
最近は患っていた腎臓と肺炎がひどくなったか、または気管に炎症を生じているようで、くしゃみとともに鼻血をまき散らせたり、ずっと赤い鼻汁を流しているような状態でした。
体を横たえていたトマトは家に帰ってきたかみさんを待っていたように必死で起き上がり、啼きだしたそうです。水を与えるとそれを少し飲んだ後、再びか細く啼きだしたそうで、かみさんにしばらく胸に抱かれていたあと大きく啼いて眠るように絶命したそうです。

毛繕いをせがむトマト

トマトは娘が小学校の時に団地の友達から頼まれて飼いだした三毛猫です。
三毛猫とはいっても色がごちゃごちゃで決してきれいではなく、尻尾も中途半端に短くてタヌキのような風体をしておりました。
ネコを飼うことが許されたと勘違いした娘が次に拾ってきた黒猫と一緒になって小さい時はドタバタと家中をにぎやかにしてくれました。その後黒猫は野生本能が抑えきれなくなって脱走してしまいましたが、気の小さいトマトはずっと我が家のマスコットになってくれました。
犬は人に付きネコは家に付く、と言われますがトマトは家族に寄り添ってくれました。我が家一軒の屋根の下だけがトマトの全世界でした。ドアを開けておくと好奇心で数歩外に出ることがありましたがハッと気が付いて走って家に駆けこむという、そんなことも大きなチャレンジだったのでしょう。
数年前に引っ越した時もトマトは新しい家を気に入ってくれたようです。お日様の差し込む窓辺で寝そべるのが日課になりました。

柿の種を待つトマト

晩酌にもよく付き合ってくれました。飲み始めるとすぐに近くでおこぼれを待つのがトマトの仕事です。とにかくつまみの味見をするのが自分の役目のように思っていたのかもしれません。特に柿の種が大好きで数粒をゲットするまではテコでも動かないので、ついつい与えすぎてかみさんには叱られました。
二人の子どもが育ち、旅立ち、そして結婚して孫まで生まれ、それを私たちと共に見守ってくれました。ペットとはいえ約20年もの間、我が家で心を和ませてくれた愛するトマトに感謝の気持ちがいっぱいです。ありがとうトマト。いつまでも忘れないよ。

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