母を見舞う娘の写真がそこにあった。
いつもお世話をしているその方の娘さんだろう。カーテン越しにやわらかい光が差し込んでおり、娘さんの顔は暗く沈んではっきりと確認することは出来ないが、母に優しく語りかけていることが伝わってくる。
この写真を絵にしたいと思った。
写真のデーターをご家族に依頼しているが・・・はたして許可を得ることができるかは分からない。
で、待っていてもしょうがないのでとりあえず水彩で描くことにした。
おかあさん、おかあさん 水彩:B3
とりあえずグリザエル技法を用いることにして白黒の明暗を付けてみたのだが・・・
勝手に写真を撮ることがいけないことであるのと同じように、勝手に絵を描いてもいけないのだろう。だからご家族の許可が得られなければ破いて捨てるというのが道理だろう。
先日描いた最後の春も同じだと思う。いずれあの作品もご家族に見せたうえで処分するかどうか決めようと思っている。
素人の日曜画家に描いてもらいたいと希望する人も少ないと思うから。
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