2015年11月6日金曜日

攀じる女(ひと):ベルジュエール

実は先日、Mチコさんから瑞牆のトポを拝借することができたのです。
この瑞牆のトポはまだ発刊されたばかりなのですが、売れ行きはなかなか好調のようです。しかし外岩場に行くことが無くなった自分には一刊が3500円のトポが2冊ではとても手が出ないし、言うまでもなく宝の持ち腐れだから横目で見て知らんぷりを装っていたのですよ。
しかしMチコさんとの話の中でYカリさんが夕日に背を向けて立っている写真があるとのことで、レレッ?そんな写真あったかな?ってことで実物を拝借して確認することにしたのですが。。

このトポの写真集からいろ~んなことがわかってきました。それは・・
一つ目にクライミングの写真は以外に地味だということ。
スゴイ!と思うところを登っているのは十分にわかるのです。十分すぎるほどに。。でもそれがカッチョいいか?と問われると・・??(疑問符)ということになるわけです。いや、その行為自体はスゴイことで何ら否定するものではありませんしむしろ素晴らしい訳でありますが・・カッチョいいか?ってことに言及すると意外にもその言葉に当てはまる写真が少ないのでありんす。それもその筈で、数十メートルもの壁を歯を食いしばって鬼の形相で登り続けるようなことは出来ないし、核心部では息止まってますから顔真っ赤、とてもカッチョいいとは言いがたい絵になってしまうのですね。数十メートルもの壁を登るのにいつ落ちるかともしれない恐怖と戦いながら登り続けるためには心を冷静に保ち、かつここぞという核心部ではまるで日本舞踊のようなルーチィーンを淡々とこなさなければならないのです。まさに修行!カッチョイイなんてことは置いといてこれはもうしょうがないというしかありませんナ。
二つ目にはその写真を取ることの難しさを知ることになりますね。なにしろそのクライマーを取るために、時にそれ以上の難易度をこなしてロケーションを確保しなければならないという厳しさがあると思いますからまさに尊敬に値します。ドキドキする写真が沢山掲載されていますが、恐らくその何十、何百倍もの写真から厳選した一枚を積み重ねていると思うと頭が下がります。感謝!
三つ目はクライミングもさることながら投稿された文章の素晴らしさでしょう。投稿したクライマーが何百というクライミングの実績を積み重ねているからこその文章を読んでいて知らず知らずに手に汗をかいてしまうんですね。
中でも「春うらら1p目」の伊藤さんと同じく「春うらら2p目」の我らがYカリさんの文章には引き込まれますね。ドキドキする思いがジワ~ッと伝わってきて最高です。
最後にもう一つ、最初に以外に写真は地味~などと書いてしまったのですが、男性群は土方臭くって絵にならないのですが、さすが今時の女性群はスタイルも良いし装いもどこかのファッション雑誌から飛び出してきたかのように洗練されていて見栄えがします。もちろん我らのYカリさんは絵になる構図で掲載されていますので誰かとは書きませんがカメラマンに再度の感謝ですね。

登る女(ひと):ベルジュエール M25 アクリル

これだけだとなんだか分かりませんが、とりあえず背景というか絵の下地だけ作ってみました。
予定ではここに立板ならぬ立岩を立ててYカリさんのベルジュエールを登る姿を貼り付けてみようかと。。


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