2021年9月22日水曜日

台風一過

連休の休みと台風一過が重なった。

関東は未だに緊急事態宣言下だが、新規の感染者も千人を割る日も多くなり遠出のチャンス。

お金が勿体ないので大宮まで行ってから新幹線で長野へ。そしてバスで戸隠神社近くの登山口から飯綱山を目指す。

登山口の駐車場はほぼ地元、ちらほら他県ナンバーが見られる程度で満車状態。

登り始めが遅かったせいか、朝早く登ったパーティーがもうドンドン下ってくる。

手頃な山とあって登りも下りも家族連れが多く、子ども連れも。

整備されて登り易い登山道の脇に一ニ三と順に番号が振ってあり、色々な観音様の石仏が供えてある、そんな飽きさせない工夫が親子連れに人気の秘密かもしれない。

そんな観音様を追っていくうちにあっと言う間に飯綱山の頂上ヘ。
360度、快晴無風の頂上からは槍穂・鹿島槍はもとより白馬連峰、遠くは巻機まで。富士はあいにく雲の中だったが実に素晴らしい眺めだった。


2日目は黒姫山ヘ。

黒姫山へは旧道の他に新道も整備されている。
地図を見れば内輪山が御巣鷹山で外輪山がそれより高くなった黒姫山。
2つの山のあいだが火口でカール状になった所を登る旧道が地図上では面白そうに見えたんだけれど、実際に登り始めたら鬱蒼と茂る原生林で薄暗く、天狗岩と言う所では巨岩がゴロゴロ積み重なった岩場をズリズリ乗っ越しズリズリ下る、なんともカッコ悪いクライミングを強いられた。
吾妻小富士の火口を歩く様な事をイメージしていただけにギャップが大きかったけど、それもまた楽しい。

予定より時間が掛かって黒姫頂上ヘ。
あいにく雲が掛かり遠方は見えなかったが、黒姫駅への長い下りもたった今登った山が振り返ればだんだん遠ざかるのを楽しむのに丁度良い時間を過ごせた。


追記
台風一過で一時的にも秋の空気になったが、早々とウルシが真っ赤に色付いただけで 紅葉はまだ先。
小鳥の鳴き声もカケスとメボソムシクイが少しだけ。暖かな日差しで蝶はソコソコ飛び回っていたがもうそろそろ越冬準備か。
色あせたマムシグサが夏の終り、リンドウの碧色が秋の盛りを教えてくれた。

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